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環境省推進費 S-14

2018年 日本生態学会大会 in 札幌
​企画集会

21世紀のダム建設ブームと

生物多様性保全に向けた取り組み

開催日時:

2018年3月18日(日) | AM 9:00〜11:00

​企画者: 米倉 佑亮(横浜国大・環境情報)

近年、世界で最も生物多様性の高い熱帯域—アマゾン川・コンゴ川・メコン川流域—では、

空前のダム建設ブームが起きています。

今あるダムのほとんどは比較的小規模で上流の支流に位置していますが、

450以上もの建設予定のダムの中には、本流に位置しているものもあり、

淡水魚の生物多様性への影響も懸念されています。

これに加えて一部の研究者やエネルギー関係者、政策決定者は、

気候変動対策としてCO2排出の少ないダムによる水力発電を

“環境にやさしいクリーンな発電方法”と位置づけ、開発を推進しています。

そこで本集会では主に熱帯域に焦点を当て、グローバルな問題として
ダムが生態系に与える影響について多くの方々に関心を持って頂くとともに、

実際にそれを防ぐ、あるいはその影響を少なくする方法についても議論したいと考えています。

またこれに関連して、科学研究の実際の政策への活かされ方についても併せて議論を行います。

概要

講演

1.   21世紀のダム建設ブーム: 大規模発電は時代遅れ!?

      米倉 佑亮(横浜国大・環境情報)

2.   メコン川のダム開発と生態系サービスのゆくえ

      福島 路生(国立環境研究所)

3.   ダムによるシリカトラップと、
      それが流下先海域の珪藻生態系に影響を与える可能性

      原島 省(国際環境研究協会)

4.   気候変動対策と自然環境保全の間で起こる問題に係る
      科学的知見を、実際の政策に還元するには?

      大澤 隆文(環境省・自然環境局)

講演
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